毎年、大掃除の度に「もう、こんな大変な思いはしたくない!」と思う人は多くいらっしゃることでしょう。
しかし、喉元すぎればなんとやら、いつの間にか物は増え、部屋は散らかり、また次の年の年末には同じ苦労をするハメに。そんなサイクルに歯止めをかけるためにも、大掃除をキッカケに『掃除しやすい部屋』を目指してみてはいかがでしょう?
最も効果的かつ究極のテクニックは、このサイトでも掲げている「物を減らす」ということに尽きますが、他にもいくつか『掃除しやすい部屋』を作るためのポイントをまとめてみました。
「見せるインテリア」は要注意!
カッコいいインテリアを目指す人なら、必ずと行っていいほど憧れる「見せるインテリア(見せる収納)」ですが、メンテナンス性の面から見ると、これが大きな障害となります。
せっかく綺麗にディスプレイしたとしても、こまめにホコリをとるなどのメンテナンスを行わないと、かえって逆効果になってしまいかねません。
掃除自体を楽しめるような人でない限りは「見せるインテリア(見せる収納)」は避けておいた方が無難です。収納はなるべく扉付きのものを選び、外に物を置かないようにしましょう。どうしても見せたいという人はガラスやアクリルのケースに入れるといいかもしれません。
よくあるワイヤーシェルフ(ラック)やメッシュ素材のボックスなどは、ホコリが溜まりやすいうえに掃除がしにくく、また見た目にもゴチャゴチャした印象を与えるのであまりオススメできません。
物の「定位置」をしっかりと決め、使ったらすぐに戻す
それぞれの物を置く位置(収納する場所)をあらかじめしっかりと決めておけば、どこに何があるのか?を覚えやすくなります。
また、使うときになったら都度取り出すようにし、使ったらすぐに元の位置に戻す。これを習慣化するだけで、片付けの手間がぐっと減ります。
「とりあえず」のスペースを限定する
普段生活していると、「とりあえず」という気持ちで何気なく物を置いてしまう、ということがしばしばあるかと思います。
しかし、そんな「とりあえず」のスペースがあちこちにあると、部屋がゴチャゴチャしてしまいますし、溜まれば溜まるほど片付けが億劫になってしまいます。
そこで、あらかじめ『とりあえずスペース』を決めておき、その上にしか物を置かないようにしましょう。ボックスなどを利用するのも手です。
こうすることで、スペースが一杯になったら自然に片付けざるを得ない状況に自分を追い込むことができます。元々「とりあえず」の回数自体を減らせれば言うことありませんね。
使わないものはボックスや袋に入れておく
普段使わないものは、しっかりとボックスや袋に入れて収納しておきましょう。特に洋服などの布類は、放っておくとすぐにホコリを集めてしまいますので、こまめに収納する習慣を身につけておくのが吉です。
フラットな面を増やす
机の上や床など、フラットな面はなるべく多く残しておくと掃除機やモップがけがしやすくなります。
オーディオボードなども脚付きのものにするなどすると、掃除の度にいちいち家具を動かす必要もなくなり、ぐっとラクになります。
毎日ちょっとずつ掃除する
ホコリはホコリを呼び、ゴミはゴミを呼ぶものです。普段から少しずつ掃除する習慣が身についていれば、大掃除の際の手間は格段に減ります。
手軽に掃除出来るスティックタイプの掃除機やフロアモップ、ホコリ取りブラシやウェットティッシュ(OAクリーナー)などをすぐに手の届くところにおいておき、気になったらさっと掃除できるようにしておくと便利ですね。
まとめ
「掃除のしやすさ」は、直接「住みやすさ」につながります。
これから家を建てる人などは、掃除を含めた「メンテナンス性」というのも、部屋づくりの大きなポイントにするといいかもしれませんね。